外壁塗装をすることで守られる家
何気なく見ている外壁、いま様々な塗料が利用されており、住宅街を見るとそれぞれ個性的な家が立ち並んでいます。そんな外壁塗装は美観だけではなく思わぬ劣化なども防いでくれる存在、そんな外壁塗装についてのあれこれについてご紹介いたします。
家を守ってくれる外壁塗装とは?

家の美しさを保ってくれる、美観のためにも使われる外壁塗装は実際家の美しさのために一役買っていますが、それと同時に機能性も充実しており、塗料によってそれは異なります。
そんな塗料の特徴と一緒に、この外壁塗装の重要性についてご紹介いたします。
外壁塗装にもさまざまな種類があり、その種類によって特徴も異なれば、寿命も違います。
シリコン塗料
最も定番の塗料とされているシリコン塗料は塗装可能な外壁も多く、その使いやすさから今主流とされているものです。
新築住宅の外壁材としてよく使われている窯業系サイディングボードとの相性も非常によく、従来のアクリル塗料に比べて寿命も長くてだいたい10年程度、また塗料自体が安いので、大きな戸建てに塗装しても100万円以下での塗装が可能とされています。
そして扱いやすいという点でも優れており、その扱いやすさや汎用性から多くの業者で取り扱われている塗料です。
施工方法も吹き付け、ローラー、ハケに対応しているという部分もポイントです。
最も普及している塗料であるシリコン、撥水性、防汚性、耐熱性など住宅の外壁塗装に求められているもの全て、標準的な性能でクリアしています。
おすすめ度の高い塗料で、迷った場合はこれ、とも言える汎用的な塗料です。
コスパも良好、今までアクリル塗料を使用していた外壁の場合、よりシリコン塗料の方が寿命も長く感じられます。
ラジカル制御形塗料
ラジカル制御形塗料は紫外線効果による劣化に強い塗料となっており、まだ実績は少ないものの、いま非常に注目されている塗料となっています。
多くの業者が取り入れようとしているこの塗料は、剥離や退色のリスクを格段に減らし、また耐候性、美しい光沢、低汚染性にも優れています。
この高性能な点が注目され、シリコン塗料に次いでいま注目されつつある、そんな塗料です。
比較的新しい塗料ということで扱っている業者はまだ少ないですが、塗り替えの回数を減らせるという高いメリット、そして価格も抑えられております。
そのためこの塗料を使っての施工をお願いしたいと考える人もいるほど、それほどに需要が向上しつつある塗料です。
フッ素塗料
フッ素塗料は兎に角高い耐久性が特徴で、坪面積の大きい戸建てや三階建て以上の戸建てにおすすめです。
耐久性、防汚性が非常に高く長寿命、価格的な優位性はシリコン塗料に劣っているように見えますが、その分機能は十分に果たしてくれる塗料となっています。
シリコン塗料やラジカル制御形塗料に比べて長い間建物を守ってくれるという部分も注目されており、より品質の高い外壁に仕上げたい、そう考えている人はフッ素塗料がおすすめです。
また自宅に付加価値をつけたい人にもおすすめ、建物の外壁の耐久度が高い物件というのはとても価値が高いもの、こうした付加価値も御求めのこだわり派に特におすすめな塗料です。
無機塗料
無機塗料はケイ素などの無機物を使用した塗料です。
ガラスや陶器にも使われているケイ素を使用した塗料の特長は日光に強く他の塗料に比べて長い寿命、その寿命は最大20年にもなります。
どうせなら長くもつものを!と考えている人におすすめしたい塗料ですが、技術の高い職人による施工が必要なので、まず確認をおすすめいたします。
排気ガスなどで汚れやすい立地に住宅を持っている方にもおすすめです。
他にもアクリル、ウレタンなどがありますが、今の主流はシリコン、そして同様に注目されつつあるのがラジカル制御形塗料、そこから品質を向上させていくことが可能です。
住宅の状態、環境によってもかわりますので、よく業者と相談しながら最も適した塗料を選ぶのが大切です。
外壁塗装は何色でも可能?

外壁塗装、大きな買い物であることには間違いないのと、また自慢のマイホームを塗装するにあたり自分の好みも入れていきたいのは当然です。
しかしなかなか見かけないのが原色系の外壁の家、大抵は落ち着いた色合いや白、黒が目立ちます。
目立つと恥ずかしいから?それとも出来ないから?と感じるかもしれませんが、実際原色のものは注文次第では可能です。
しかしあまりおすすめされない理由として、劣化による見た目の悪さが挙げられています。
こうした塗料は段々と劣化していくもの、ある日を境に突然劣化するわけでは当然ないです。
段々と劣化していき、それで考えられた塗り替え時が各塗料に設定されている塗り替え時期で、この時期を目安に塗り替えをすると住宅の劣化に繋がりにくく、きちんと外壁を守ったまま塗装ができますよ、という目安とされています。
ですが原色のものは、落ち着いた色合いに比べて経年劣化が目立ちやすく、どうしても薄い色よりも美観を失われるのが早いといわれているのです。
勿論希望であれば原色の塗料を使うのは可能ですが、その劣化の点は要注意です。
しかし近年デザイン面が秀逸な住宅も増えており、それは塗料の色変えも工夫されている、そんな住宅が増えています。
レンガ石を積んだデザインや、スタイリッシュに黒に原色カラーの色が入った住宅など、家主の個性が出ている住宅が多く見受けられます。
そんな希望に応えるためにもカタログに載っていなくてもメーカー取り寄せで特殊色の塗料を取り寄せてくれる業者があります。
希望の色あいが原色でなくても、もしカタログを見る限り気に入った色あいがない場合でも、その時は別の塗料はないか、細かく指定していくことも可能です。
塗り替えもけして安いものではないので、こだわる部分はしっかりこだわっていきたいところです。
エコな家庭におすすめな遮熱や断熱

遮熱、断熱、これらは建築材にその機能を希望することもできますが、実は塗料でもその指定は可能です。
そのため家自体には遮熱や断熱の機能が無くても、塗料を利用することでその機能をつけることができる、そんなメリットがあります。
多くの塗料にデフォルトでついている標準的な数値はありますが、もっとこだわりたい場合でも相談次第で可能となっています。
そんな遮熱や断熱は、外気温の影響を受けにくい室内を作るのに役立っており、この機能のおかげで真夏の暑い時期、冬の寒い時期でも電気代に優しい生活ができるようになります。
いまさまざまなエコのシステムを導入している住宅があり、電気代の節約を期待している家は多いものです。
そこに、外壁塗装で遮熱や断熱もくわえることで、より電気代に優しい住宅ができあがります。
電気代だけではなく、そうした機能は家自体の過ごしやすさに繋がるもの、夏の時期、エアコンをいくらかけても全然涼しくならない……そんなお悩みを抱えているご家庭におすすめしたいのが外壁塗装です。
また特別に依頼をする必要はなく、現場調査時にスタッフにいうだけで可能、その時一緒に他の相談もできるので、美観はもちろん機能性もしっかり相談ができるようになっています。
毎日を過ごす家を過ごしやすく快適に、それでいて電気代も節約、そんな美しい家を手に入れられるリフォームの一つが外壁塗装となっています。